
■■■ HONDA CBR1000RR ABS の概要 ■■■
「CBR1000RR」は、リッタースーパースポーツの先駆的モデルである「CBR954RR」の後継モデルとして、2004年3月に登場したHONDAのスーパースポーツ。水冷DOHC直列4気筒1000ccエンジンを高剛性のアルミフレームに搭載、MotoGPマシン「RC211V」の先進技術を多数フィードバックして、一般公道はもとより、レースでの戦闘力強化を目指して開発された意欲作である。
現在のHONDA製スーパースポーツモデルに採用されている、ユニット・プロリンク・サスペンションやセンターアップ・エキゾーストシステムに加え、電子制御方式の油圧式ロータリーダンパー=HESD(ホンダ・エレクトロニック・ステアリング・ダンパー)、PGM-DSFI(電子制御燃料噴射装置)、マスの集中を実現したレイアウト・スタイリング等はすべてRC211Vの技術を応用し、「CBR1000RR」から市販採用されたものである。
さらに、盗難抑止に効果的なH・I・S・S(Honda Ignition Security System)やコンパクトで多機能な液晶デジタルメーター等も標準装備されている。
2006年2月には軽量化と各部の見直しが行われ、2008年6月にはフルモデルチェンジを行い、2代目となる。「VFR1200」で提案されたものと同様のコンセプトに基づくスタイリングは、単なるスーパースポーツの枠を超えた、大人のスポーツモデルの提案であったと思われる。2009年2月には、「CBR600RR」とともに、スーパースポーツモデル用に世界で初めて開発した「電子制御式コンバインドABS」を搭載したタイプを追加設定、以降、ハンドリング特性と動力性能の向上と車体軽量化を着実に重ね、HONDAスーパースポーツモデルのフラッグシップとして幅広い年齢層のユーザーに支持されている。
2012年モデルのCBR1000RR(ABS搭載モデルを含む)は、スタイリングの見直しと足回りの大幅な見直しを実施。特にホイールとサスペンションは一新され、扱いやすさの向上が図られている。スタイリング面では初代モデルのテイストが盛り込まれ、よりシャープな印象となった。カラーリングはパールサンビームホワイトとヴィクトリーレッドの2色。それぞれにABSモデルが設定される。
■■■ HONDA CBR1000RR ABS の特徴・主要装備 ■■■

●圧倒的なパワーフィールと卓越のコントロール特性を発揮、小型化と軽量化を追求した、999cc水冷DOHC直列4気筒エンジン。高回転時のパワーによる、シャープな加速性能と、低・中速域での扱いやすくリニアな出力特性を実現。
●シフトダウン時の急激なエンジンブレーキを緩和させるアシストスリッパークラッチ。
●レーシングテクノロジーによって培われた、気筒あたり2基のインジェクターを装備するPGM-DSFIを採用。
●ヘッドライト 下部のエアインテークから大量の空気を送り込むダイレクト・エア・インダクション・システム。

●前後ホイールには、12本スポークのアルミキャストホイールを採用。
●エンジン下方へ集結させたエキゾーストパイプから、ショートマフラーへとつながるロースラングタイプのエキゾーストシステム。
●高剛性アルミダイキャストフレームは、スリムなメインパイプのコンパクトかつシンプルな構造。
●アルミハイブリッドスイングアームは、絶妙な剛性バランスとスタビリティー、路面追従性を実現している。

●小型・軽量の電子制御方式の油圧ステアリングダンパー、HESD(Honda Electronic Steering Damper)を装備。
●フロントサスペンションは43mm径倒立フォーク。ビッグ・ピストン・フロントフォークを採用し、ハンドリング特性とブレーキング時の安定性が向上。
●リアサスペンションはユニットプロリンク。バランス・フリー・リアクッションでダンパー内の圧力変化をスムーズにコントロール。

●精悍な顔つきを際立たせるラインビームタイプのデュアルヘッドライト。マルチリフレクターを採用。
●より下方にせり出した形状となっている内装式のフューエルタンク。マスの集中化にも大きく貢献。
●薄型テールカウルには、LEDテールランプを搭載。ウインカーはコンパクトでモダンなデザイン。
●フル液晶画面のメーターを採用。タコメーターにリンクした5段階のシフトインジケーター、ラップタイマー機能付き。

●Honda独自の盗難抑止機構「H・I・S・S(Honda Ignition Security System)」を標準装備。
●フロントブレーキは対向ピストン4ポットキャリパー+ダブルディスク(320mm径)。キャリパーはモノブロックのラジアルマウント。
●リアブレーキは軽量なシングルポットキャリパー+ディスク(220mm径)。

●スーパースポーツの走りに対応した先進のブレーキシステム、「電子制御式コンバインドABS」。ブレーキの入力状態をECUが検知・演算し、前輪側と後輪側に配置されたパワーユニット内のモーターを作動。前後キャリパーにそれぞれ独立したブレーキ液圧を発生させることで、様々なシチュエーションに合わせて適切な制動力を与えている。

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| HONDA CBR1000RR ABS SPEC | |
| 型式 | EBL-SC59 |
| 全長x全幅x全高 | 2075x680x1135mm |
| 軸距/シート高/最低地上高 | 1415/820/130mm |
| 車両重量 | 212kg |
| エンジン種類/型式 | 水冷4ストDOHC 4V 直列4気筒/SC59E |
| 総排気量/内径x行程/圧縮比 | 999cc/76.0x55.1mm/12.3:1 |
| 最高出力 | 87kw[118ps]/9500rpm |
| 最大トルク | 95Nm[9.7kgm]/8250rpm |
| 最大トルク | 24.5km/L(60km/h定地走行値) |
| 燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射(PGM-DSFI) |
| 始動方式/点火装置形式 | セル/フルトランジスタ |
| 燃料タンク容量 | 17L(無鉛プレミアム) |
| タイヤ前/後 | F:120/70R17 MC58W R:190/50R17 MC73W |
| ブレーキ形式前/後 | 油圧式ダブルディスク / 油圧式ディスク ※電子制御式コンバインドABS装備 |
| 発表/発売 | 2011年11月29日/2011年12月15日 |
| 製造/製造国 | 本田技研工業株式会社/日本 |
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